2025年7月14日(日本時間4時)、アメリカ・ニュージャージーのメットライフ・スタジアムで、FIFAクラブワールドカップ2025の決勝戦が行われました。
欧州王者チェルシー(イングランド)と、フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)が激突し、結果はチェルシーの3-0完勝。
4年に1度開催される新フォーマットでの初代王者に輝きました。
- チェルシーが前半で試合を決定づける3得点を奪取
- PSGは準決勝の圧勝劇から一転、決勝で崩壊
- 新フォーマット初開催となったCWC2025の意義
- 世界中が注目した試合後の乱闘騒ぎと今後の影響
試合概要:前半で勝負あり、チェルシーが主導権を完全掌握
試合はキックオフ直後からチェルシーが積極的なプレッシングを見せ、PSGのパスワークを寸断。中盤でのボール回収からスムーズに前線へと繋ぎ、22分に先制点を挙げます。
得点を奪ったのは今季絶好調のコール・パルマー。彼はこのあと30分にも追加点を決め、わずか30分間で2得点の大活躍。
さらに43分には、ジョアン・ペドロが追加点をマーク。前半のうちに3-0とし、スタジアムの空気はチェルシー一色となりました。
PSGの誤算:準決勝の“神試合”とは対照的な内容
準決勝では、PSGがレアル・マドリードに4-0の圧勝という衝撃的な結果を叩き出し、決勝でも勢いを持ち込むかと思われていました。
しかし、チェルシーの緻密な戦略とコンパクトな守備陣形により、キリアン・エンバペを中心とする攻撃陣は完全に沈黙。
特に注目されたのは、チェルシーの中盤がPSGのパスルートを完全に制圧していた点です。
プレッシャーとインターセプト、カバーリングの質は、まさにプレミアリーグを制したチームならではの完成度。
新時代のCWC:32クラブによる本格的トーナメントへと進化
今回のクラブワールドカップ2025は、これまでの「大陸王者同士による短期決戦形式」から一新。
W杯と同様のグループステージ+ノックアウトステージ方式が導入され、参加チームは32クラブに拡大されました。
これにより、クラブレベルでも真の“世界一”を競い合う大会へと進化。チェルシーとPSGは、それぞれ欧州・南米・アジアなどの強豪を退け、頂上決戦にたどり着いたのです。
試合後の騒動:PSG監督とチェルシー選手が乱闘寸前
試合終了後、緊張は最高潮に達します。
PSGの監督ルイス・エンリケが、チェルシーのジョアン・ペドロに詰め寄り、軽く突き飛ばす場面が中継に映し出されました。
さらには、PSGの守護神ドンナルンマも混乱に加わり、両チームのスタッフと選手が入り乱れる騒ぎに発展。
エンリケ監督はその後「状況を収めるための介入だった」と説明しましたが、FIFAの処分対象となる可能性もあります。
MVPと今後の展望:パルマーの台頭とチェルシーの未来
大会MVPに選ばれたのは、文句なしでコール・パルマー。準決勝から決勝にかけてのゴール・アシスト・突破力は、すでに欧州トップクラスの風格すら漂わせています。
この勝利により、チェルシーは2021/22シーズン以来となるクラブ世界一を獲得し、2025/26シーズンに向けて大きな弾みを得ることになります。
一方のPSGは、華麗なサッカーで観客を魅了したものの、メンタル面や守備面の課題を露呈。エンバペの去就にも注目が集まる中、再建が急務となります。
新時代のCWCで生まれた“本物の世界一”

クラブワールドカップ2025は、そのフォーマット変更によって「世界中のクラブが真剣勝負する舞台」へと進化しました。
そして、その記念すべき第1回大会の優勝チームが、チェルシーという結果は、プレミアリーグの競争力と選手層の厚みを象徴するものです。
PSGも敗れたとはいえ、欧州王者レアル・マドリードを撃破した準決勝のように、突出した攻撃力を見せました。今後の大会での再挑戦が期待されます。



